犬フィラリア症の予防
【犬フィラリア症ってどんな病気?】
蚊によって広がる感染症です。
フィラリアは、犬の心臓や肺の血管内に寄生し、血液中の栄養分を吸って生きる細長い白い寄生虫です。成虫の長さはメス約25~31cm、オス約12~20cmです。感染すると心臓・肺をはじめ肝臓・腎臓などにも異常がでてきます。犬フィラリア症は発見が遅れると死に至る確率の高いとても怖い病気です。
【どのように感染するの?】
感染犬の血を吸った蚊によって他の健康な犬に感染します。
蚊がフィラリア感染犬を吸血→感染犬から蚊の体内へミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)が移行→ミクロフィラリアが蚊の体内で感染幼虫に成長→体内に感染幼虫をもった蚊が健康な犬を吸血→感染幼虫が健康な犬の体内に侵入→身体の中を移動しながら成長して心臓・肺動脈へ寄生して成虫へ
【感染するとどんな症状がでるの?】
元気がない、食欲がない、咳、呼吸がくるしそう、おなかが張っている、赤い尿がでる、などがフィラリアの主な症状です。 放置すると死に至る可能性がありますので、予防が最善の方法です。
【予防はどうしたらいい?】
月に1回のお薬です。お薬のタイプは当院では[錠剤][お肉][塗布薬]があります。
【フィラリアの開始のときになぜ検査をするの?】
もし、フィラリアが寄生していると知らずに駆虫薬を投与した場合、一度に大量のフィラリアが駆除され、心臓や、血管内で詰まったりして、ショック状態を起こし最悪の場合心停止などがあります。そのため、フィラリアにかかっていないか検査してから処方をします。
【予防期間はいつからいつまで?】
諸説ありますが蚊は気温が14度以上になると吸血活動を開始するといわれています。予防期間は、蚊の吸血活動開始1ヶ月後から、吸血停止1ヶ月後までとなります。
ここ数年は平均気温の上昇や、高知県は全国的に暖かい地域になるので投与期間を長くお勧めしています